秋ひがん
水子の供養をしましょう

平成12年9月1〜9月30日

あなたが子供さんや一家の幸福を
願うならこれだけはしておきたい
今度こそ水子の供養を
不幸にして、この世に生まれる
ことのできなかった幼な子の供養を

<<「因」と「果」について−水子供養についての実際例>>

因果というと−−まことに古い言葉のようですが、これは永久不変の哲理です。
良いことをすれば良いことが起こる。悪いことをすれば悪いことが起こる。 今、自分がこうして生きていられるとうということは、自分を生んでくれた両親という「因」があって、 分という「果」があるわけです。
不幸にしてこの世に生まれなかった子供さんについて、そのままにしておくということは、小さな生命を供養もせずにいる ということで好ましいことではありません。 供養し、御仏のもとにおあずけするということで、この好ましくない「因」を良い「果」にするということであります。
そこで水子供養をされた多くの方が といわれます。 とにかく何をやってもうまくいかない−−どうも調子がよくない−−という方が、水子の存在に気付き、その供養をされることによって非常によい結果 を得ておられることはまことにうれしいことです。

<<水子供養の功徳と人生の幸せ>>

亡くなった人の冥福のために、香花、灯明を供え、読経することを供養といいます。
この功徳福分を回向して、その善根をほどこした現在の家族が大きな功徳を受け、明るく平和で、 円満な生活が出来るということは「地蔵本願経」「梵綱経」「随願経」等の経典に詳しく説かれ 広く知られるとことであります。
しかもその福分には7分の1を亡くなった人が受け、7分の6は施主である家族が受けるといわれます。
「水子供養」もこれらの供養の1つで、その回向によって悪因を善因に変え、供養をされた家族が幸せを 招来することは同然のこととうなずけます。
そして、気がかりな「水子」という存在を御仏のもとにおあずけすることによって悪しき縁から去り、 功徳をいただくことであります。 御仏のもとにおあずけするということは現世における、「出家」と同様で、家7代の繁栄を招くと いうことにもつながります。
最近、水子供養のため地蔵さまの小像を造られる方がありますが、これは「六道能化の地蔵尊」は 子供とは縁が深いというこころからきた考えです。

ぜひこのパンフレットをお読みください。

<<幸せを呼ぶ−−因縁>>

楽しく、明るい家庭生活と社会活動での成功、希望、達成は、私たち人間みんなの願いです。どうしたら、 この願いは実現されるのでしょうか。その答えこそが、実は、仏の御教え=仏教=に他ならないのです。
正しい良い因縁から幸福が生まれます。間違った、悪い因縁から不幸が生まれます。 これを善因善果、悪因悪果といいます。ですから、あなたが幸せをのぞむならば、まずよい因縁をつくることです。

<<気にかかる水子の供養>>

六道輪廻とか生死流転とかいうように、私たちが人間の世界にうまれてくるのは、なかなか容易なことではありません。
せっかく、この受け難い人の身を受けうるはずであった小さな生命が親の勝手な事情や、 不幸な事情によって暗の中に葬り去られるのはなんとも恐ろしく、悲しい因縁です。
ところが現代人の中には、まったくこの事に気付いていない人がいます。又、気になっていても、 どうしたらいいか、わからない人がいます。 妊娠中絶、流産、中には生まれながらにしてすぐ亡くなったという子供さん等々...さまざまな事情をあっても、 まことに深刻なことといわなければなりません。
そのようなあなたに安心して明るい人生をおくって頂くために、水子供養をおすすめします。
そして闇から闇に消えた水子の霊と、大慈大悲の御仏と仏縁を結んでいただき、その不幸にしてこの世に 生まれなかった子供さんをお寺にあずけて出家させたとお考えください。
昔から一家の中からお坊さんが出ることは7代にわたって栄えるといわれるように、ここにその結縁によって 罪障消滅して、あなた自身に善因善果を生じせしめることになります。
どうも、すべてうまくいかないという人は、ぜひよい因縁をお作りください。その 意味から水子供養は大切です。


Copyright (C) 1998,1999 佐野厄除大師 All Right Reserved